11月 17 |
11/17 「たべたい菜」の芽ってカ~ワユィ(^o^)
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[たべたい菜] ブログ村キーワード:生態系
おはようございます、M.Ishiiです。
前回、皆さんのご要望にお答えする形で始まった'たべたい菜'栽培。
この品種は育て方次第で'小松菜'にも'チンゲン菜'にもなる、
便利な野菜ですので、これから種を蒔いて育てようとする中、
どちらに育てようか迷ってしまいます。
さて、今回は'たべたい菜'の種蒔き作業を行いますので、
いつものように、必要な道具について簡単にご説明したいと思います。
まず、今回使用する'たべたい菜の種'についてですが、
下の写真をご覧の通り、サカタのタネ社のものを使います。
この種は青い薬剤が塗布されているのが分かるかと思いますが、
これは発芽直後に土壌病害などから守るために
品種によって薬剤処理が施されているのです。
このような種の薬剤処理の有無については、
種袋の裏側に記載されていますので確認してみて下さい。
'たべたい菜の種'は他のメーカーでも販売しているようですが、
いずれも比較的安価で購入することができますので、
皆さんのお好みでお選び下さい。
続いて、今回の栽培に使うペットボトル鉢についてですが、
'たべたい菜'の収穫した場合、
その使い道については現段階では考えていませんが、
最低でも一鉢で4株は収穫できるように育てたいと思っています。
このため、今回の栽培では一鉢に計4株を育てることが可能な
「ツイン型ペットボトル鉢」を使いたいと思います。
4株育てるだけなら'2つ折り型ペットボトル鉢'でもよいのですが、
この鉢では土を入れる容積が各エリアによって異なるため、
同一環境下で育てることはできないのです。
つまり、株の大きさにバラツキのある4株が育ってしまうのです。
これを改善するためには鉢の各エリアの容積を同一にする必要があり、
その結果、「ツイン型ペットボトル鉢」を採用することにしたのです。
この鉢を使って、最低でも'4株のたべたい菜'を収穫できるように
頑張って育てたいと思います。
最後に、今回の栽培で最も重要な培養土についてです。
ペットボトル栽培では排水性を良くすることが最重要ですので、
園芸店やホームセンターなどで購入することができる
「粒状の野菜用培養土」を2(L)使います。
'たべたい菜'の場合、市販の'粒状の野菜用培養土'を
そのまま使用しても十分収穫まで育てることはできます。
しかし、私は'たべたい菜'の生育をよくするために、
この培養土に'一握りの発酵油かす'を混ぜ込みました。
'発酵油かす'は葉や茎の生長に欠かせない窒素を多く含んでおり、
殆どの植物の追肥にも使え、植物が吸収しやすいのでお勧めの肥料です。
今回、下図の手順で'たべたい菜'栽培用の培養土を作りました。
以上が今回の栽培で最低限必要な道具の詳細になりますが、
今回の'たべたい菜'栽培ではもう一工夫をしたいと思います。
基本的に、'たべたい菜'の種蒔き作業では、
下記の2つのポイントに注意して種を蒔けば、
問題なく育てることができると思います。
[種蒔き作業でのポイント]
・種が重ならないように注意して蒔くこと。
・発芽するまでの間は、種が流されないように注意して
水やりすること。
今回育てる'たべたい菜'は寒さに強い品種になりますが、
発芽を揃えるためには寒さ対策をしておく必要があります。
ただ、'たべたい菜'のような葉物野菜の多くは水やりの頻度や
栽培温度により草丈がヒョロヒョロと伸びやすくなります。
草丈がヒョロヒョロと伸びる症状のことを徒長というのですが、
徒長の原因は日光不足や水分過多、栄養不足ないし栄養過多などがあり、
それらに加え、土の温度が高い状況下でも起こる症状なのです。
徒長すると、株全体がヒョロヒョロと縦に長く生長し、
正常に育った植物と比べると病弱になりやすく、
野菜の場合は収穫量が減り、園芸植物の場合は花の数が減ります。
しかし、ここで諦めるのはまだ早いですよ!!
今回の栽培ではこの症状を少しでも解消するために、
種を蒔いた後の土面にワラを敷きました。
敷きワラは直射日光から吸収した温度を保ち、
保水性もあることから必要以上に水やりしなくてよいのです。
ワラを敷いても多少の徒長はあるかもしれませんが、
これをやるのとやらないのでは雲泥の差だと思います。
説明が長引いてしまいましたが、
今回の'たべたい菜'の種蒔き作業は下図の要領で行いました。
とりあえず、'たべたい菜'の種蒔き作業が完了し、
あとは無事に種が発芽するのを見守るだけです。
これから先、'たべたい菜'の生長をお伝えする際に、
私が育てる'たべたい菜'のことを「クウたん」と呼ぶことにします。
'たべたい菜'の発芽日数は3~5日程度ですので、
栽培開始から5日目になり、ペットボトル菜園で育てている
「クウたん」の様子を見てみることにしました。
しかし、種を蒔いた後の数日は最高気温でも12℃前後しかなく、
このため、まだ芽が出ている様子は確認できませんでした。
それから2日が経過して...。
恐る恐る「クウたん」の様子を見てみますと、
まだ発芽していないようでした。
ところが、ワラを厚く敷き詰めたこともあり、
それを取り除いて確認してみますと、
小さな芽がポツポツと出ていました。
この芽を見た感触からすると発芽して間もないようで、
「クウたん」は生まれたての赤ちゃんと同じなのです。
ここ数日、寒さがより増してきましたので、
しばらくの間はワラを敷いた状態で育てたいと思います。
【次回に続く】
◆「たべたい菜」の種蒔き作業にかかった費用◆
購入した商品 | 数 量 | 単 価 | 金 額 |
たべたい菜の種 | 1 | 141円 | 141円 |
野菜の培養土<粒状>(14L) | 1 | 398円 | 59円 |
発酵油かす(1L) | 1 | 298円 | 3円 |
敷きワラ(200本) | 1 | 498円 | 13円 |
天然水のペットボトル(2L) | 2 | 88円 | 176円 |
合計金額 | 392円 |
※ ジョウロと霧吹き、移植ゴテは自宅にあるものを使用しているため、
上表には費用として計上しておりません。
by M.Ishii